国土交通省が2017年の地価公示価格を発表。住宅地の変動率では楠葉並木が大阪圏内7位にランクイン

今日3月22日、国土交通省より2017年の地価公示価格が発表されました。

地価公示価格とは、簡単にいうと土地の価格の目安。
毎年1月1日時点の全国の標準地26,000地点の価格を指し、枚方市内に標準地は56地点あります。
主な分類は住宅地・商業地・工業地の3つ。

上記リンク先よりデータを見てみたところ、枚方市の住宅地の土地価格は
「1平方メートルあたり平均124,600円」
ということに。
これは昨年から0.2%増で、微増という表現くらいの上昇率です。
変わって枚方市の商業地の地価は0.9%増と1%近く増加していました。

統計-1703141
(特に関係のない、香里ケ丘で見つけた小さい南国っぽい木)

データから近隣都市との住宅地土地価格(円/平方メートル)の比較用の表をつくってみました↓

土地価格 平均価格 上位価格 下位価格
枚方市 124,600 227,000 21,400
寝屋川市 127,200 176,000 103,000
交野市 112,900 156,000 60,900
高槻市 149,100 207,000 63,500
八幡市 78,400 101,000 31,300

枚方市は上位価格が近隣の中では1番ですが、下位も1番のため平均価格では高槻、寝屋川についで3位という結果に。

なお、上記表の上位価格の227,000円のところは、住宅地の変動率上位順位表(圏域別)のPDFに記載されていて、楠葉並木2丁目の標準地にあたる場所のよう。
そこの地価は昨年は1平方メートルあたり215,000円だったので、地価は5.6%増加という、大阪圏内の住宅地の地価上昇ランキングで楠葉並木が7位にランクインする結果になりました。
上位は大阪市、京都市、神戸市の3つなので、それらに加えて枚方市が入っていると考えると中々すごいんじゃないでしょうか。

統計2-1703141
(特に関係のない、前述の南国っぽい木の周辺)

続いて変動率の表(※工業地は枚方のデータがなかったので省きました)

地価平均変動率 住宅地 商業地
枚方市 0.2% 0.9%
東大阪 -0.4% 0%
大阪圏内 0% 4.1%
全国 0% 1.4%

東大阪というのは東大阪市のことではなく、東大阪に分類されるエリアで、守口市、枚方市、八尾市、寝屋川市、大東市、柏原市、門真市、東大阪市、四條畷市、交野市の10市を指します。

その東大阪は全体的に住宅地の価格は減少していて、こちらのPDFで色分けされてわかりやすく見ることが出来ます。どうやら特に門真市の減少が大きいようです。

住宅地は大阪圏内や全国で括ると変動はないようで、それに比べるとプラスな枚方は調子が良いと言えそう。商業地の地価は全国的に見ても上昇しつつあるようです。

統計2-1703142
(特に関係のない、別角度のもの。本当はフォトにしようと思って撮ってたものでした)

また、こちらのサイトに1976年からの地価公示価格の推移が掲載されていて、枚方市の地価はバブル期をピークに減少していき、2006年で下げ止まり。
ゆっくりと上がっていった地価はリーマンショックのあった2008年から、再び減少傾向になりましたが、2012年より再び上昇傾向になり2017年も上昇という、傾向としては幅は小さいものの枚方市の地価は右肩上がりの状況に。

以前は楠葉中町が大阪府内の住宅地の地価上昇率1位になったりもしましたし、今回の楠葉並木といい、地価に関する話題はくずはが続いていますね。

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