こんにちは。高校の時は寄り道しすぎて帰宅部なのにクラブ活動並の帰宅時間になっていたすどん@ひらつーです。
先日事務所で仕事をしていると、事務所に来客が有りました。
それが本題の高校生、古味 元希(こみ もとき)さんでした。
話を聞いてみると、高校生がほぼ1人で震災に関する講演会を主催していて、過去には広報ひらかたの市民登場のコーナーにも出たことがある行動力溢れる高校生のよう。
今回震災に関するイベントを開くに至る経緯などはもう既に他メディアが聞いていると思うので、今回はその行動力の源を探ってみることにしました、というのがインタビューに至る経緯です。
なぜ彼は震災に関するイベントに取り組んでいるのかというのは広報ひらかたのこちらのページ(PDF)に載っていますので、そちらを御覧いただければと思います。
―今までインタビュー受けたのってどれくらいですか?
「そうですね…少なくとも今まででもう5〜6回は1から10まで話していますね。」
―今までどこからインタビューされたりしたんですか?
「毎日新聞さん、読売新聞さん、朝日新聞さん、産経新聞さんに…広報ひらかたさん、FMひらかたさん、FMGIGさん、地域情報紙のAGORAさん。」
―すごいですね!4大新聞制覇!今回のひらつーみたいに直接行って取材を申し込んだんですか?
「いえ、去年に杉中で震災に関するイベントを開いた際(前述のPDF参照)に枚方市の広報課に広めて貰えないか直談判しに行きました。
それに驚いた広報の方が、他の新聞社の方に連絡してくださったみたいで。」
(古味さんがコーヒーシェイク、僕はクリームソーダを注文。チョコフェア中のためソフトクリームがチョコになりました)
―なんにせよ特筆すべき行動力ですねー。その行動力ってどういうので培われたものだと思いますか?
「大きくわけると2つありまして、1つが小学校の担任の先生に恵まれていたことと、もう1つが今所属している”TフジタSC枚方(サッカーチーム)”のチーム監督さんのおかげですね。」
―小学校の担任の先生は何が良かったんですか?
「とにかくめちゃめちゃ楽しかったんですよ。氷室小なんで、農業体験があったり、夏の夜に学校に集まって天体観測をしたり、プールの授業なのに水球をしたりと面白い体験をさせてもらったのが大きいかと。
他にも中学校の先生にもお世話になりました。杉中の前の校長先生とか、担任の先生とか‥」
―中学校の先生にはどんなことを?
「真摯に話を聞いてくれたし、子どもにはしづらい話をしてくれたり、本当に面白かったです。」
―TフジタSC枚方のチーム監督というのは?
「フジタは特殊というか、面白くて、サッカーチームなのにバレエやカポエラ、ダンスをしてみたり、助産師さんを招いて命のお話をしてもらったり、学習塾を開いてもらったりなどなど。
他にもメンタルトレーニングとして心美力っていうセミナーを受けたのも大きかったかもしれません。そういったフジタの全てのカリキュラムが要因だと思います。そこである団体の方がフジタに東北のことを話しに来てくれたのがきっかけです。」
―それらのトレーニングをフジタがやりだしたのって最近ですか?
「僕の代で始まったので、2〜3年前だと思います。」
―なるほど。ではその2つが行動力の要因と考えられますか?
「そうですね。あとは色んな大人の方に会わせてもらったり、地域の方によくしてもらったりとか、そこから得る情報だったり価値観だったりが今の僕を作っています。」
―ちなみにイベント開くのって完全に1人でやってるんですか?後ろ盾みたいな方っていないんですか?頼れる大人というか…
「大人の方に相談とかはさせてもらってます。イベントを開くにあたって、お金が必要になったら企業さんとか個人の方に、熱い思いをプレゼンしにいったりして協賛みたいな感じでお金を出してもらったりしています。あと僕はWebが全く出来ないので、チラシとパンフレットとHPとかはウェブデザイナーの方に任せまして、企画・主催といった形です。」
―なるほど。ちなみにウェブデザイナーの方はどこで知り合ったんですか?
「ライトアップ大阪で。」
―ライトアップ大阪に参加されているんですか!(枚方で花火大会を本気で復活させようとしてるグループ。以前インタビューさせていただきました。)ということは夏のギネスイベントにも参加されたんですか?
「そうですね。ギネスイベントは参加しました。」
―今後はどうしていくんですか?
「未定です。これは毎回言わせていただいてるんですけど、その時感じたことやその時のご縁によって変わってくると思うので、感じたことを形にしたり、人に伝えたりしようかなと思います。
1つ考えているのは、4月から穂谷で農業をしようかと思っています。」
―何らかの団体に加わってという感じですか?
「いえ、1人で。色々と教えてくれるおっちゃんがいまして。」
―そしたら大学とかはいかないんですか?
「大学には行かないといけないんです。教員免許が欲しくて、将来的には子ども達に何か提供する側に回りたいなと思っているんで。」
―行きたい大学とかあるんですか?
「今のところ佛教大学の通信教育が目標です。教員免許とれるそうなんで。」
―高校も通信制に通っていらっしゃいますが、通信制にする理由は何でですか?(現在は通信制の長尾谷高等学校に在籍)
「そうですね。絶対時間が足らないってことが起こると思うんで。」
―枚方つーしんに飛び込みでひとりで取材申し込みに来ましたが、それって勇気いりませんでした?
「楽しいじゃないですか。どんな人がいるんやろうっていう好奇心から。会った時に「誰やコイツ」っていう雰囲気になるのに最近ハマってきました。」
―余談なんですが、枚方のオススメスポットとかありますか?
「育った氷室が特に好きです。なかでも穂谷のコスモス畑の上の方の山の部分とかがオススメです。」
―では穂谷のオススメは何ですか?
「やっぱり枝豆が美味しいですね。しかも安いですし。(→枝豆も登場する穂谷のコスモス畑の記事)」
―なるほど。ちなみにイベントを主催してきて、考え方は何か変わりましたか?
「変わったというか、改めて思ったのは1人じゃ何も出来ないなっていうのは思いました。色んな人がいるからこそ成り立つものがあって、色んな人がいるから新しいモノが生まれてっていう風に改めて感じました。」
―今後1人で何かイベントしたい高校生に何かメッセージを。
「困ったら古味に連絡を下さい!」
―最後に、ひらつー見てる人に何かとかないですか?
「うーん……締めならそれよりもすどんさんの感想で締めてもらえればと思います。」
今回のインタビューではその行動力はどこから湧き出るのかが知りたかったので、それが先生やサッカーチームの監督だったりして、本人の素質もあると思うんですが、良い大人・環境にも恵まれたんだなぁと思いました。
そしてインタビューしていて、時折子供らしさを残しつつも、基本的には大人とのコミュニケーションに慣れているその姿は高校1年生には見えないといった印象。
ですが記事に載せていない他愛ない雑談をしていた時の若さとピュアさが、もうなんか色々眩しすぎて、日陰者の僕みたいなひねくれた大人にはなってはいけないよ、と心のなかで思うくらいサンシャイン。つまり輝いていました。
彼が今後どういった方向に進んでいくのか、楽しみです。
以上がインタビューになります。
そしてそんな彼が今週の11日(木)に市民会館でイベントを行うそうです。
内容について引用しますと、
『東日本大震災から今年で5年。5年前の3.11。
その時、現地では一体何が起きていたのか。
「東日本大震災から私達は何を学ぶのか」
とのこと。
現在100名ほどの参加がありますが、まだ少しだけ余裕があるようなので、興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。
【追記】ちょうど今日(2/9)の朝日新聞の朝刊にも古味さんのインタビューが載ってるそうですよー!
◆関連リンク
これまでのインタビュー関連の記事
※「枚・かた代」さん、情報ありがとうございました
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