4月から運用開始される「第一学校給食共同調理場」の中を見に行ってきた

4月から運用が開始される中学校給食のための調理場「第一学校給食共同調理場」。
そんな調理場の式典&内覧会を1月12日に見に行ってきましたので、紹介していこうと思います!

外観
いただいた資料によると「翌日からは衛生管理の理由から立ち入りを制限するため、立入禁止ゾーンを含めた調理場内部の見学機会は今回のみ」なんだそう。

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そんなわけで今回行ってきたのは僕、すどん@ひらつーと「枚方の給食」を担当しているふろ@ひらつーの2人。
まずはいただいた地図をスキャンしたもの↓
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(2回に分けてスキャンしたのをくっつけたので、中央部分がやや不自然です)

地図以外の解説部分↓
フォト2
半分から左が小学校給食エリア。

フォト1
右側が中学校給食エリア。

まずは上記地図の黄色いエリアの真ん中くらいの位置にある盛付室で始まった式典。

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挨拶しているのは伏見市長。

式は開式→式辞→祝辞→来賓・主催者紹介→テープカット→盛付実演→閉式、そしてそこから内覧会といった順でした。

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テープカット時の演奏がやたら上手だと思ったら大阪フィルハーモニー交響楽団の先生のお弟子さんである大阪芸大の方なんだそう。

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そして始まった盛付実演。
盛付されているのはお名前などを確認するのを失念してしまいましたが、校長先生などの関係者の方々。

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ベルトコンベアーにのったお皿に、次々と料理が盛られていき…

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最後は金属探知機を通し…

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完成。

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第1号が完成した瞬間でした。

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独特の甘そうなカレーが美味しそう。

そんなこんなで式典がおわり、内覧会へ。まず案内されたのはこちら↓
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こちらは給食を入れる「ランチボックス」。簡単に言うとお皿です。
色分けの理由が貼られていて、赤いのはおかず用(温かい献立)、白いのはおかず用(冷たい献立)、茶色はご飯用、ピンクはアレルギー対応おかず(温かい献立)、緑がアレルギー対応おかず(冷たい献立)だそう。

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青い床。

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まずは調理場に入る前に入る必要がある前室へ。

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シューズと書かれたこの機械。

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シューズ殺菌庫とのこと。そんなんあるんですねー。

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こちらは衣服のホコリなどを取るコロコロでしょうか。

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前室の手洗い場。

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貼ってあった手の洗い方。とにかく衛生管理には細心の注意を払っているようでした。

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そこからは肉・魚専用の冷凍庫に入ったり、

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その肉・魚下処理室に入ったり。

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このエプロンも実は…

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部屋によって分類されていました。

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包丁・まな板消毒保管庫なるものもありました。消毒コレクションその2。

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そして次は野菜下処理室。
シンクが4つ並んでいるのは、野菜は4回洗うとのこと。
4回洗う調理場は少ないですが、枚方市は徹底してやるそうです。

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ドライシステムという厨房環境が売りだそうで、床に水が溢れない工夫をしているそう。

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また、基本的には生野菜を給食で取り扱うことはないそうですが、例えばミニトマトの場合はこの装置を使って酸性水で消毒を行うんだとか。

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続いて僕が何か覗き込んでいる機械は…

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…なんだこれ!となる方も多いと思いますが、簡単にいうとピーラーだそう。

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これで皮を向けるとかどうなってるんやろ…と思いながら同時に、ホースがシャネルのロゴマークみたいだな、なんて思っていました。

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つづいてこちらはエアーで汚れを落とす部屋。(この辺りからすどんのカメラの設定がバグってしまい、すどん撮影写真はノイジーになります、ご了承下さい)

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空気が出ているのがわかりやすいように後退してきた頭皮をアピールするように撮影。

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そうしてエアーをくぐり抜けてやってきたのは煮炊調理室。
この釜は回転釜といい…

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斜めになります。これで掬いやすくなったりするそう。

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ハンドルを回して手動で斜めにします。

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そして、火で調理するのではなく、下部より出てくる高温の蒸気を使って調理するそうです。

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その辺りで上を見上げると吹き抜けもありました。

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消毒コレクションその3、電気式食器消毒保管機。

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その4。器具消毒保管機。衛生管理が徹底してます。

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こちら隣接されたアレルギー対応室。別室で調理なのはアレルギー持ちの方にとっては安心ですね。

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作った給食は一度写真左手の庫で冷やすそうです。

そして揚物・焼物調理室などを見学し、今回一番推しだという配送カート置き場へ↓
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このピンクの箱がイチオシの配送カート。
上のコンセントで充電し、一度冷ました給食を再加熱しながら学校へ配送することができるんだとか。

なんでも飛行機の機内食の保管に用いられるカートを学校給食用に応用したもので、電気で加温することにより、庫内温度を 75℃に保つことができるため、温かい温菜を温かいまま届けられるという仕組みだそう。

中学校給食といえば大阪市の給食でおかずが冷たいという理由で不評という出来事がありましたが、この配送カートのおかげで温かいまま提供できるそうです。

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中身。

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配送カート置き場は配送室と繋がっていて、そこから外に積み込むよう。

このあと返却されたランチボックスを洗う洗浄室や、小学校給食エリアも見学し、内覧会は終わりといったかたち。

最後にドローンで撮影された「第一学校給食共同調理場」の全景↓
ドローン撮影
総合体育館の隣の敷地で、元々は総合体育館の駐車場

以上、こんな感じの内覧会でした!

枚方の給食担当のふろ@ひらつーの感想↓

その1 ピカピカの最先端!
完成した共同調理場は全てがピカピカの最先端で、圧倒されました。
約4000食の小学校給食、約6000食もの中学校給食をつくる予定だそうです。見たこと無い皮むき器に、揚げ物器・・・大量の食事を、安心・安全においしく作るための設備は、目から鱗の連続でした。

その2 徹底された洗浄・除菌!の衛生管理
調理場内の衛生管理も厳しくされている様子で、衣服やホコリ・野菜の洗浄に至るまで徹底されていて、調理場の各部屋にはいくつもセンサーで開けるドアで仕切られていました。(すどん@ひらつーがたびたびセンサーに感知され、ドアを開けて注目されてました笑)
また、小学校に配送するためのコンテナもまるごと洗浄するんです!
本当に「え?そこまでするんや!」と驚くほどの徹底ぶりでした。

その3 お弁当給食のベストを目指す!
「大阪の弁当給食は冷たくて・・・」そんなイメージは枚方が変える!そんな意気込みが見えたのが保温カート。配送ギリギリまでランチボックスを温めてくれます。しかも電源を抜いても、保温性・断熱性を発揮するという優れたカートだそうです。

どれをとっても「すごい!」
すどん@ひらつーとすごいすごいを連発しました。
中学校給食への期待は高まるばかりです!
始めて見ないと分からないこともたくさんあると思います。しかし、その中で子どもたちが「給食が楽しみだ」と思える中学校給食になることを願っています!

とのこと。

そして市のプレスリリースから引用すると「1月20日から2月25日にかけて、全中学生と小学6年生を対象に試食会を実施(食材購入費は市費負担)。各小中学校の試食会日程は中学校給食ニュース第5号参照。また、PTA等の試食会の要請にも対応する予定。」とのことなので、もしかしたらPTA主催の試食会がある可能性も。

以前の記事からずっと給食が食べたい食べたいと言い続けてきた僕は今回も食べられ無さそうですが、中学生のお子さんを持つ親御さんで、給食を久しぶりに食べたいという方はPTA関連を要チェックですね。

あとケイ・キャットも来てたので、内覧会の様子の放送があるかもしれません。
動画で様子を見たい方はアンテナ貼っといたほうがよさ気です(枚方ウィークリーニュース用の撮影である可能性も高そう)

そして4月から始まる中学校給食の行方、ひらつーとしてもこれからどうなるのか追っていきたいと思うのでお楽しみに!

便利なまとめ記事をどうぞ!



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