杉の京阪錦鯉センターで釣りを楽しんできました。
→枚方高校の生物飼育部の部長をつとめ、池の水全部抜くの収録に参加したり、一緒にセミを食べたり、アメリカザリガニを食べたり。人となりはこちらの街ブラ記事をご参照ください。
枚方高校を卒業後は生き物系の専門学校へ進み、現在も生き物について色々と勉強中。
家の1部屋は生き物の部屋となっていて、生き物のためにクーラーをつけっぱなしなんだとか。
なんでここの釣り堀に来たかといいますと、実は少しの間だけ葛原さんがここでバイトしていたことがあるそうで、室内釣堀がオススメとのこと。
そんなわけで利用してみよう!となりました。
室内には釣堀以外にも、「京阪錦鯉センター」という名前ということもあり、巨大な鯉の養殖池が。
「どっちも三色で違いがわからんねんけど、なんか解説できる?」
「えーとですね……」
「”大正三色”は紅白に黒の模様が少し混じっていて、”昭和三色”は大正三色よりも黒の割合が増えた種です」
「なるほど……。そもそも鯉の価値というか、評価される基準みたいなのってどんなんなん?」
「錦鯉は、色や模様のバリエーションはかなり豊富なんです。
「ふんふん」
「錦鯉の代表的な色は赤色、黒色、白色その次に、黄色となっていまして、これらの色の割合とかで種類が分類されるんです。
(これは池にいた山吹黄金という種類の鯉。黄色ベースです)
「それでそれで?」
体の左右が対象であるということも重要なんですよ。
「んー完全に知らない世界。背骨に張りって何(笑)
でもこれで公園の池にいる錦鯉とか見る時の目が変わりそう」
(実際に中ノ池公園となりの池で見かけた錦鯉、多分紅白やなって思いながら写真を撮りました)
「錦鯉はペットとしてはめっちゃ長生き。
だいたい錦鯉はちゃんと飼育すれば20~30年くらい生きて、中には50~70年ほど生きる個体も珍しくないんです。
200年以上生きたとされる個体もいますよ」
他にも豆知識として、この水面に浮かんでいる輪っかはエアーの泡をとらえる役割があるそうで、これがあると水面が見やすくなるそうです。んー豆知識!
そんなこんなで、いざ、室内釣り堀へ!!
この日は夏休みに入っていたということもあってか、子どももいっぱい。
料金は60分1000円。
釣った魚を持ち帰ることも可能で、1匹500円。5匹以上釣ると景品も貰えます。
景品コーナーはこんな感じ。ひらつーの仕事にも使えそうな、おもちゃがいっぱい!
お子さんが喜ぶこと間違いなしです。
時間はこのように紙をもらえますので、終わり時間もわかりやすい。
いよいよ釣り開始!せっかくなので葛原さんVS僕すどんによる釣果対決をすることに。
葛原さんいわく、釣り堀にいるのは……
★錦鯉
の3種類。
とか言ってたらすぐ釣った葛原さん。色的に真鯉とかでしょうか。
ここの釣り針には返しがついていないので、魚に負担が少ないそうです。
葛原さんが注意点として強く言っていたのは、釣った魚はタオルとかじゃなくて手で持つということ。
タオル等で持つと、魚をガードの役割をしている粘膜を傷つけてしまうのそうです。粘膜が傷つくと、弱ったり病気になりやすくなったりするんだとか。
ですので魚を直接手で持ちたくないという方にはオススメできません。
これはまさかコツとかなんかいろいろとあるんじゃ?と思い、聞いてみるとコツは針を餌で隠すこと、ウキは沈めることなどを教えてくれましたが……
ちなみに釣り堀以外に室内では金魚の販売も行われていまして、金魚に興味のある僕もわかるような、珍しい品種がいっぱい!金魚の本場、大和郡山市からわざわざ買いに来る人もいるそうですよ!
「ちなみに金魚の起源は中国南部。
フナが突然変異した赤いフナで、室町時代に日本に伝わったとされています!」
「それはなんか聞いたことある」
「金魚は元々お金持ちの贅沢な趣味でしたが、江戸時代に武士が副業で養殖をスタート。そこから庶民に伝わったとか言われてるそうですよ。諸説あるそうですが」
「今でもちょっと贅沢な趣味ってイメージ、金魚界でもほら、ランチュウ(※金魚の品種)とかめっちゃ高いやん」
「そんなことないですよ。あと金魚の種類ってのは大きく3つに分けられまして、
って感じです」
「なにこの参考になりすぎる釣り体験」
水槽内には、よ〜く見たらこの鯉のように超巨大なやつもいたりして。
金魚たちは餌にめっちゃ食いつくので、見ていて気持ちがいいです。
「やっぱり無心でやるのが一番ええんかな」
「人によりますけど、邪心がないほうがいいかも」
「よし、なんか話しましょか。
どうなん?高校卒業してめっちゃ垢抜けてるけど。髪の毛にインナーカラー入ってるし」
「いろいろありましたよ〜。今の学校めっちゃ楽しいです」
(とか言いながらたまに写真撮ったり)
「専門学生になって、めっちゃ恋したりしてるん?」
「いや、私は高校生の時もいろいろありましたよ!」
「嘘やん、あんだけ魚と虫の話ばっかりしてたのに」
「むしろ高校生の時に付き合ってた彼氏とは、セミを食べる記事が原因で別れました」
「えぇえええぇええええ!!!!???
それはマジでごめん」
「いや、いいんですよ。そんなん食べる人とは思わんかったって。
どうせそんな理由で別れるなら今後上手いこといくわけなかったですし」
「それは……確かにそうやけど……ごめんね!
でも懲りずにまた何か食べような!」
とか会話してた時に気づいたのが「釣りぼりって会話するのにもちょうどいい!!」ということ。
時々ヒットする魚のほどよい刺激。
釣り堀で涼みながらコミュニケーションをとって、たまに魚に驚いて。
そして無心のためかさっきまでと比べて逆に釣れる!釣れるとなんか嬉しい!
しかも釣りを楽しんでる他の子どもから「あの人の餌めっちゃデカイ!」とか言われたりして。
……気がついたら終了となる1時間が経過していて、お店の人に声をかけるとカウントしてくれました↓
これは数えている図。
結果はもうわかってたと思いますが、僕が十数匹に対して葛原さんがなんと50匹!
多い人で20〜30匹とかスタッフさんも言ってましたが、喋りながら片手間っぽくやってたのにキッチリ数を釣っておりました、さすが生物好き。
景品に選んだサングラスをつけて最後に「ありがとうございました」鯉を一緒に記念撮影。
葛原さんと一緒に何かした記事の中では一番落ち着いた活動となりました!
いいよね、今後もこうあってほしいような!
途中でいろいろと書きましたが、お子さんがいらっしゃるご家庭の方には特にめっちゃオススメできるこちらの錦鯉センター。魅力たっぷりの近場のお出かけスポットですよ!
駐車場もありますし、釣り、そして会話を楽しみたいという方はぜひ!